
ガヴロッシュ(カレ45)
45×45cmの小判シルク。首元やバッグに巻きやすく、廃番デッサンはコレクション性が高い。
情報・画像 索引元:Wikipedia (Hermès) ↗- カテゴリー
- スカーフ(小判シルクスクエア/カレ)
- 通称
- ガヴロッシュ/カレ45/プチカレ
- サイズ
- 約45×45cm(手巻きのため個体差あり)
- 素材
- シルク100%(シルクツイル)
- 縁の仕上げ
- ルロテ(手巻きの縁かがり)
- 名前の由来
- 『レ・ミゼラブル』の浮浪児ガヴロッシュ(諸説あり)
- カレの誕生
- 1937年頃とされる(概ね)
- サイズ展開(シルク)
- 45(最小)/90/140 ほか
- 新品定価の目安
- 概ね3万円台(推定・保証なし)
- 中古相場の目安
- 概ね2万円前後(推定・変動あり)
- 見分けの目安
- 手巻き縁の均一さ・縁色と絹糸・プリント精度(真贋保証なし)
- お手入れ
- 水・薬品を避け、平置き保管、汚れは専門クリーニング
- 主な使い方
- 首元・バッグ・胸ポケット・ヘア
相場の推移
推定であり保証ではありません—
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概要 ― 最も小さなカレ「ガヴロッシュ」
ガヴロッシュは、エルメスのスカーフ(カレ)のうち最小サイズである45×45cm前後のシルクスクエアを指す呼称です。一般的なカレ90よりひと回り小さく、フランス本国では「ガヴロッシュ(gavroche)」、日本やUSでは「カレ45/プチカレ/ポケットチーフ」と呼ばれることが多いとされます。
小ぶりゆえに首元に巻く、バッグのハンドルに結ぶ、胸ポケットに挿す、ヘアアクセントにするなど用途が広く、カレ入門としても人気の高い一枚です。素材は基本的にシルク100%(シルクツイル)で、軽やかな発色と落ち感が特徴とされます。
オリジナルの図解です(実物写真ではありません)。
名前の由来 ― 『レ・ミゼラブル』の少年ガヴロッシュ
「ガヴロッシュ」という名は、ヴィクトル・ユーゴーの小説『レ・ミゼラブル』(1862年)に登場するパリの浮浪児ガヴロッシュ少年に由来するとされます。この少年の名はやがてフランス語で「街の腕白小僧/浮浪児」を指す普通名詞となりました(1866年のパリ俗語辞典にも記載が確認できます)。
小さな布を首にきりりと巻いた少年のイメージが、首元に軽く結ぶ小判スカーフの呼び名として定着したと一般に説明されます。文学に着想を得たネーミングはエルメスらしい逸話ですが、命名経緯の細部には諸説あり、断定はできません。
- 1937エルメス初のカレ(シルクスカーフ)誕生
歴史的背景 ― カレの誕生とガヴロッシュの位置づけ
エルメスのシルクスカーフ「カレ」は、エミール=モーリス・エルメスの娘婿ロベール・デュマらの主導で1937年に誕生したとされ、最初の柄は「Jeu des Omnibus et Dames Blanches(乗合馬車と貴婦人ゲーム)」と伝えられます。以後カレはエリザベス女王やグレース・ケリー、ジャクリーン・ケネディなど多くの著名人に愛されました。
ガヴロッシュ(45cm)は、その後に展開された小判サイズで、定番のカレ90を縮小したような構図のものから、45cm専用にデザインされた華やかな図案まで存在します。なお誕生年など年代に関わる細部は資料により表記が異なるため、概ねの目安として捉えてください。
サイズと展開
ガヴロッシュの公式表記はおよそ45×45cmです。手作業でヘムを巻き上げる仕様のため、実寸は個体差があり、計測上42〜45cm程度の幅で前後することがあるとされます。
エルメスのシルクスカーフは45(ガヴロッシュ)を最小に、定番の90、大判の140などへと展開します。45cmはカレ90の約4分の1の面積で、軽快に扱えるのが魅力。ヴィンテージでは長方形の「マキシツイリー」などとは別系統で、あくまで正方形のスカーフである点が特徴です。
幅 (cm)
素材・製法 ― シルクツイルと手巻きの縁(ルロテ)
ガヴロッシュは基本的にシルク100%(シルクツイル)で作られ、タグには「100% SOIE(=シルク)」と記載されるのが一般的です。ツイル特有の綾織りが、なめらかな手触りと深い発色を生むとされます。
縁の始末は「ルロテ(roulotté)」と呼ばれる手巻き仕上げが伝統。布端を表側に細く巻き込み、縁色に合わせた絹糸でかがる手仕事で、熟練の職人が一枚を仕上げるとされます。縁がふっくらと立ち上がっているのは、この手巻きの特徴です(仕上げの個体差はあり得ます)。
オリジナルの図解です(実物写真ではありません)。
オリジナルの図解です(実物写真ではありません)。
図案・配色 ― 小さなキャンバスの美学
45cmは面積が小さいぶん、図案は中心モチーフを大きく見せたり、四隅の柄を効かせたりと、構図に工夫が凝らされる傾向があります。ヴィンテージのガヴロッシュは暖色系の華やかな配色や、馬具・動物・植物といったエルメスらしいモチーフが人気とされます。
同じ柄でもカラーバリエーション(色違い)が複数存在することが多く、選ぶ楽しみがあります。畳んで使うことが多いため、三角に折ったときに四隅の柄がどう見えるかを確かめて選ぶと、使用時の印象を掴みやすいでしょう。
刻印・タグと年代の見方(一般論)
ガヴロッシュには素材表示タグが縫い付けられ、年代によって仕様が異なるとされます。一般的な目安として、短い白タグは古い年代、半分折りの白タグは中間世代、横長の白タグはより新しい世代、さらに近年はタグがコンパクト化し、2016年頃以降は茶色や黒系へ変更されたといった整理がされています。
ただしこれらはあくまで傾向であり、例外や移行期も存在します。タグの形状・色・印字だけで製造年やまして真贋を断定することはできません。タグは判断材料の一つにとどめ、最終的な年代特定は専門家に相談するのが安全です。
見分け方・コンディションの見どころ(真贋は保証しません)
中古・ヴィンテージを選ぶ際は、縁の手巻き(ルロテ)の均一さ、絹糸の色が縁色と合っているか、プリントの版ずれや色の濁り、生地のヤケ・シミ・引っかけ・水ジミ、四隅の角の状態などを確認するとよいとされます。シルクは経年で繊細になるため、織りの傷みやスレも見どころです。
ここで述べる特徴はあくまで一般的な目安であり、真贋を保証するものではありません。当サイトが鑑定を行うこともありません。記載は個人の見解であり、購入や真贋の最終判断は必ず信頼できる専門家・正規の窓口にご相談ください。
- ✓縁の巻きまつり — 四辺の巻き縁にほつれ・潰れ・解れがないか確認。状態の目安(保証ではない)。
- ✓シミ・黄ばみ・色焼け — シルクは水ジミ・香水ジミ・日焼けが残りやすい。光に透かして確認。
- ✓色の鮮やかさ・退色 — 発色がガヴロッシュの魅力。全体的な退色や擦れによるくすみを確認。
- ✓引っ掛け・スレ・小穴 — 細かな引き攣れや微細な穴は実用品で生じやすい。透かしで確認。
- ✓プリントのにじみ・かすれ — 輪郭のシャープさ・色境のにじみは状態とプレス管理の目安。断定はしない。
あくまで着眼点であり真贋を保証しません。最終判断は専門家へ。
相場・選び方の考え方(推定・保証しません)
ガヴロッシュは新品の国内定価がおおむね3万円台とされ、中古相場は柄・年代・状態により概ね2万円前後で推移することが多いと紹介されています。人気の名作柄やコンディション良好な個体、生産終了柄は相対的に高くなる傾向があるとされます。
これらの金額はあくまで推定であり、特定の売買価格を保証するものではありません。実勢は時期・市場・出品者により変動します。投資目的の助言は行いません。選ぶ際は価格だけでなく、自分が日常で巻きたい配色・図案かどうかを軸にすると満足度が高いでしょう。
コーディネート・使い方・楽しみ方
ガヴロッシュは小さいぶん扱いやすく、最もポピュラーなのは三角に折って首元にきりりと巻く方法です。ほかにバッグのハンドルやストラップに結ぶ、シャツの襟元や胸ポケットに挿す、リボン状にしてヘアやウエストに添えるなど、男女問わず幅広く楽しめます。
無地の装いに一枚差し込むだけで華やぎが出るのが小判スカーフの醍醐味。発色の良いヴィンテージ柄は、シンプルな現代の服に合わせると個性のアクセントになります。
オリジナルの図解です(実物写真ではありません)。
オリジナルの図解です(実物写真ではありません)。
お手入れ・保管
シルクはデリケートなため、雨や水、香水・整髪料などの化学物質との接触は避けるのが無難とされます。汚れた場合は自己流の水洗いを避け、シルク対応の専門クリーニングに相談するのが安全です。
保管は結び目を解き、平らに広げた状態(または緩く畳む)で、直射日光と高温多湿を避けて。畳みジワが気になる場合は低温・当て布でやさしく整える方法が紹介されますが、不安な場合は無理をせず専門店に任せましょう。ヴィンテージは特に繊維が繊細なため、丁寧な扱いが長持ちのコツです。
一般的な目安です。大切な品は専門家の助言に従ってください。
図解いろいろ
- 1カレ(正方形の図柄面) — 中央のメインモチーフ。デザイン名はこの図柄に対応する。
- 2ボーダー(縁取り図柄) — 四辺を囲む装飾枠。配色違い(コルウェイ)で印象が変わる。
- 3署名(アーティストサイン) — 図柄の隅に入るデザイナー名。作品により位置が異なる。
- 4ブランド表記(HERMÈS-Paris) — 縁付近に織り込み/プリントされるブランド名表記。
- 5手まつり縁 — 四辺の巻きまつり縁。表側に丸みが出るのが特徴。
オリジナルの図解です(実物写真ではありません)。
この型の横断在庫
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