
クリッククラック H
エマイユ(七宝)製の定番ブレスレット。中央のHと開閉金具が特徴。廃番カラーはプレミア化。
情報・画像 索引元:estime(ヴィンテージエルメス16選) ↗- カテゴリー
- ブレスレット/バングル
- 素材
- エマイユ(七宝・焼きエナメル)+メタル芯
- 金具仕上げ
- ゴールドメッキ または パラジウムメッキ(諸説あり・年代差あり)
- サイズ展開
- PM(細め手首向け)/GM(ゆるめ)
- 幅の目安
- 概ね約20mm前後(クリックHより太め)
- 開閉構造
- 中央のHを回転させて開閉する「クリッククラック」式
- 名称の由来
- 留める時の「カチッ」という音から(諸説あり)
- 近縁モデル
- クリックH(細幅版)
- カラー展開
- 非常に多色。シーズンごとに追加・廃番が出る
- 登場時期
- エマイユバングルの系譜は1970年代半ば、現行Hライン普及は2000年前後(諸説あり)
- 刻印
- 内側にHERMES・原産国・素材表記等(年代で表記差)
- 真贋について
- 見分けは目安であり保証ではない。最終判断は専門家へ
相場の推移
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詳しく知る
概要:クリッククラックHとは
クリッククラックHは、エルメスのエマイユ(焼きエナメル)製バングルの代表格。中央に配されたメタルの「H」が意匠の核であり、同時に開閉金具を兼ねる。Hを回転させて開閉する独特の機構と、その際の小気味よい音が通称「クリッククラック」の由来とされる。
細幅の「クリックH」に対し、クリッククラックHは幅広で存在感が強いのが特徴。多彩なエマイユ色とゴールド/パラジウム調の金具の組み合わせで、カジュアルからきれいめまで幅広く使える定番として長年支持されている。
オリジナルの図解です(実物写真ではありません)。
歴史・誕生の背景
エルメスにおけるエマイユ製バングルの系譜は1970年代半ばまで遡るとされ、スカーフの色彩世界を腕元に移したような発想が源流と語られることが多い。一方で、現在広く知られる「H」を主役にしたエナメルブレスのライン(クリックH/クリッククラックH)が広く普及したのは2000年前後とする情報が多い。
本アイテムの属性は「1990年代〜」とされるが、正確な初出年については資料により差があり諸説ある。年代を厳密に特定する場合は、刻印やカタログ等の一次資料での確認が望ましい。
- 2000H ブレスレット(クリッククラック H)登場
サイズ・展開(PM/GM)
サイズは主にPMとGMの2展開。PMは細め〜標準の手首向け、GMはゆるめに着けたい方や手首が太めの方向けとされる。内周の目安はPMが概ね17cm前後、GMが概ね19cm前後と紹介されることが多いが、出典により数値の表現に差があり、あくまで目安と考えたい。
選ぶ際は、手首とブレスの間に指1本程度の余裕があると着け外し・着け心地の点で扱いやすいとされる。手首実寸を測ってから選ぶのが安全。
幅 (cm)
素材・エマイユとカラー
主役はエマイユと呼ばれる焼きエナメル。ガラス質の釉薬を金属に焼き付けて発色させる工芸で、独特の透明感と光沢、硬質な触感が魅力とされる。豊富な発色が可能で、エルメスはシーズンごとに新色を投入し、同時に旧色の一部は廃番となる。
このため定番色は入手しやすい一方、廃番カラーや特定の組み合わせは中古市場で希少性が上がり、相場が上振れすることもあるとされる(あくまで傾向であり価格を保証するものではない)。
オリジナルの図解です(実物写真ではありません)。
オリジナルの図解です(実物写真ではありません)。
金具・ディテール・構造
金具はゴールドメッキ調、またはパラジウムメッキ調(シルバー系)が一般的とされ、エマイユの色と金具の組み合わせで印象が大きく変わる。中央の「H」は装飾であると同時に開閉のための回転式クラスプを兼ねる。
基本構造は、メタル芯にエマイユを施したバングルに、Hの回転クラスプを組み合わせたもの。クリックHより幅広で、腕元での主張が強いのがクリッククラックHの個性。メッキはあくまで表面処理のため、長期使用で擦れや色変化が出ることがある点は理解しておきたい。
- 1バングル本体(エマイユ面) — 手首を囲む幅広の本体。表面に色エマイユを施した中核部分。
- 2H ロック(留め具) — H字をかたどった開閉金具。「カチッ」と鳴る音がモデル名の由来。
- 3ヒンジ(蝶番) — バングルを開閉するための蝶番。可動部のためガタつきが出やすい。
- 4内側刻印部 — 内側にブランド名・素材表記等が刻まれる箇所。
- 5エッジ(縁) — エマイユ面とメッキ枠の境目。摩耗・剥がれが現れやすい。
オリジナルの図解です(実物写真ではありません)。
オリジナルの図解です(実物写真ではありません)。
開閉のしかた・着け方
クリッククラックHは、中央のHを回転させることでロックを解除・固定する仕組み。一般には反時計回りで開き、手首に通したのち時計回りに戻して固定すると紹介される。片手でも扱いやすく、腕に着けたまま着脱できる実用性の高さが支持の理由のひとつ。
硬い面に当てて開閉すると金具やエマイユを傷める恐れがあるため、手元でやさしく操作するのが無難。初めて扱う場合は、回転方向と「カチッ」という手応えを確認しながら行うとよい。
オリジナルの図解です(実物写真ではありません)。
刻印・年代の見方(一般論)
エルメスの金属小物には、内側に「HERMES」表記、原産国(Made in France 等)、素材や仕上げに関する刻印が入るのが一般的とされる。表記の書体・配置・内容は年代や製造背景で差があり、これらは年代推定の手がかりになり得る。
ただし刻印だけで年代や真偽を断定することはできない。本ポータルは中立の第三者情報であり、ここで述べる刻印の一般論はあくまで参考。確実な判断は一次資料や専門家の確認に委ねるのが適切。
一般的な目安です。刻印は年代・個体で異なり、それだけで真贋を保証しません。
見分け方・コンディションの見どころ
中古で見る際は、エマイユ表面の欠け・ヒビ・気泡、金具メッキの擦れや変色、Hクラスプの回転がスムーズか(緩み・引っかかりがないか)、刻印の状態などが一般的なチェック項目とされる。エマイユは硬い反面、強い衝撃で欠けることがあるため縁の状態は要確認。
なお、ここで挙げる見分け方やコンディションの観点はあくまで目安であり、真贋を保証するものではない。本サイトが鑑定を行うものでもない。最終的な真贋・状態の判断は、必ず専門家に依頼してほしい。
- ✓エマイユ面の傷・欠け — 表面の擦り傷・欠け・ひびを光にかざして確認。深い欠けは補修困難な目安。
- ✓メッキの剥がれ・変色 — エッジやH金具のメッキ薄れ・地金露出・くすみを確認。
- ✓留め具の開閉と固定 — H金具が確実に「カチッ」と閉まり、緩まないかを確認。
- ✓ヒンジのガタつき — 蝶番に過度な遊び・きしみが無いか開閉して確認。
- ✓内側刻印の状態 — 刻印の有無・摩耗具合を状態確認の目安として見る(真贋の保証ではない)。
- ✓サイズ・幅の表記 — PM/GM 等のサイズ表記とリング径を装着感の目安として確認。
あくまで着眼点であり真贋を保証しません。最終判断は専門家へ。
相場・選び方の考え方
クリッククラックHは、エルメスの中では比較的手に取りやすい価格帯の定番として語られることが多い。一方で、廃番カラー・人気色・状態良好な個体は中古市場で価格が上振れする傾向があるとされる。これらは推定であり、実際の売買価格を保証するものではない。
選ぶ際は、相場の上下に振り回されるより、手首サイズ・金具トーン(ゴールド/パラジウム)・手持ちの服や時計との相性で選ぶのが満足度が高い。投資目的の購入を勧めるものではない点も申し添える。
コーディネート・楽しみ方
幅広で発色の良いクリッククラックHは、一本でも手元のアクセントになる。定番のルージュHやオレンジは黒・白・デニムなどシンプルな装いに映え、ヴィヴィッドな色は差し色として効く。複数を重ね着けし、触れ合う「カチッ」という音を楽しむ着け方も古くから親しまれている。
時計やほかのブレスとの重ね付けでは、金具トーン(ゴールド/パラジウム)を揃えるとまとまりやすい。逆にあえて色を散らして遊ぶのも、エマイユの色数が豊富なこのモデルならではの楽しみ方。
お手入れ・保管
エマイユ表面は柔らかい布でやさしく拭く程度が基本とされる。香水・化粧品・整髪料・汗などが付着したら早めに拭き取り、薬品や研磨剤、超音波洗浄などは避けるのが無難。硬いものへの打ち当て・落下はエマイユの欠けや金具の傷につながるため注意したい。
保管は、ほかの金属やジュエリーと擦れないよう個別に。直射日光・高温多湿を避け、付属の箱や柔らかい袋に入れておくと安心。長く美しく使うには、日々の小まめなケアがいちばんの近道とされる。
一般的な目安です。大切な品は専門家の助言に従ってください。